萬田道場

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2020・9・13 今日の言葉

「一度買ったら何度も読めるというのが本のすごく良いところ」と語るのは、芥川賞作家でお笑い芸人の又吉直樹氏だ。
本好きとして知られる氏だが、夏目漱石の『それから』は最初、難しくて読めなかった。
そこで『坊っちゃん』『吾輩は猫である』など、他の作品を読んだ後に改めて再読。
すると「めちゃくちゃおもしろかった」
「本の内容は変わりませんが、人間は日々、年を取りながら変わっていきます」と氏。
例えば10代で読んだ本を20代、30代で再読すると新しい発見がある。
その時にしかできない読み方がある、と氏は言う。
「いつ読んでも違う味がする。それが読書の大きな魅力のひとつです」
「座右の書」というように、再読は本の味わい方の一つ。
ところが近年、世代を問わず、読書量の低下が危惧される。
国立青少年教育振興機構の調査によると、20代から60代で1カ月に読む紙の本が「0冊」と答えた人は、平成25年に28・1%だったのが、同30年には49・8%へと増加。
約半数が“1冊も本を読まない”との結果になった。
「青年よ、心に読書と思索の暇をつくれ」とは、戸田先生の指針。
紙媒体に限らず、今は電子書籍もオーディオブックもある。多忙な時こそ、読書に挑戦したい。

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